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小学校で使える授業アイディア(授業案30) 
(各学年5回分×6学年=30レッスン)
「小学校における国際理解教育の推進事業及び研究事業」で、改訂を重ねてきた授業案です。
各タイトル(灰色部分)をクリックすると授業展開が確認できます。
なお、関連教材は一部著作の関係で掲載できないものがあります。
回数(国際理解の視点) 1年生 2年生 3年生
第1回 「世界のあいさつ」 「私の思い出」 「つながってるね、私たち」
(自己理解)2年・3年
(コミュニケーション) 1年
各国のジェスチャーや挨拶を学び、世界共通の表現について考える。 「自分」を認識し、それぞれ楽しかった思い出を振り返ることで、今の自分を大切にする。 お互いに相違はあるけれど、みんな人はつながって生きていることを認識し、考える。
第2回 「似てるね!歌やお話」 「世界で一番?」 「日本と他の国」
(自国理解) 「家を建てた羊さんと豚さん」(パネルシアター)と日本の昔話『桃太郎』の間の共通点について考える。 日本独特の事物として「祭り」を取り上げ、『世界で一番のお祭』のお話やゲームなどで理解を深める。 衣食住を例として、トピック毎に日本と外国の共通点・相違点について考え自国文化を認識する。
第3回 「世界の遊び」 「これって、どこのもの」 「まわりにある外国の物」
(異文化理解) 日本の伝統的な遊びと、外国の遊びを体験し、感想を述べる。 外国から日本に入ってきた事物を題材に、ゲームや話し合いをする。 身の回りにあふれる輸入品を見つけ、それがどんな国から来たのか学ぶ。
第4回 「ようこそ、私たちのクラスへ」 「いろいろなことば」 「世界の言葉」
(コミュニケーション) 2年・3年 
(自己理解)1年
自分の通っている学校について紹介し、世界の小学校についても知る。 外国語の導入として、アルファベットを取り上げ、音や形を学ぶ。 数カ国語のテープを聴き、外国語独特の音について学ぶ。
第5回 「みんなで、いっしょに!」 「いろいろなおんがく」 「世界について知ろう!」
(問題解決) お話や活動を通して、協力して物事にあたる喜びを味わう。 音楽には国境や言葉を越えて伝わる力があることを考える。 ”人間世界地図”の活動を通して、世界各国の結びつきを体験する。
回数(国際理解の視点) 4年生 5年生 6年生
第1回 「みんなすてき」 「みんなでつながって」 「自分の将来を考える」
(自己理解@) 誰もがすばらしい長所を持っていることをお互いに確認し合い、肯定的な考え方を持つ。 ”虹”と”蜘蛛の巣”の活動を通して、自分の取り巻く状況を理解し、他者との関わりの中で生活することを知る。 ”夢の花”を描き、自分の将来像について、友達と意見を交換する。
第2回 「自分の国のすがた」 「ニッポン、ここがわからない」 「違いの違い」
(自己理解A) ”日本”という言葉からそれぞれが持つイメージに関して、話し合う。 漫画”ガイジン”を見て、日本で暮らす外国人の困難を知り、自分がその人の立場ならどうかを話し合う。 人権について考える”違いの違い”という活動を行い、人間関係への理解を深める。
第3回 「協力の必要性」 「外国の生活って」 「そんなの不公平」
(相互依存関係認識@) 絵の並び替え活動などを通して、協力することの大切さを実感する。 自分が持つ外国に対する固定観念に気づき、その影響について考える。 世界の富の分配の不平等について知り、自分にできることを考える。
第4回 「みんな違って、みんないい」 「ものの見方」 「貿易ゲーム」
(相互依存関係認識A) 各自持ち寄ったジャガイモを観察し、それぞれの”個性”について考える。 ”シマウマの縞”等の活動を通し、ものの見方の大切さに気づく。 ”貿易ゲーム”を通して途上国の人たちの心情に迫り、国と国の関係の在り方を考える。
第5回 「違うって、すばらしい!」 「まわりと違う!」 「国際理解って、何だ?」(前後)
(コミュニケーション) グループ内でアイデアを出し合う作業を通して、多様性の大切さを知る。 活動を通して、少数派に属する人の心情に迫り、異文化から新たなものを学ぶ姿勢を持つ。 国際理解を象徴する絵を持ち寄り、異文化を理解する際大切な要素について話し合う。