みんなで「育つ」、豊かな「学び」とつながる
~幼稚園や保育所と小学校が連携して進める就学前教育~
2月6日(金)、小学校・幼稚園・保育所等の職員や、就学前教育に関心のある県民の皆様にむけて、「平成26年度静岡県就学前教育シンポジウム」が静岡市のしずぎんホールユーフォニアで行われました。
このシンポジウムは、幼稚園や保育所と小学校が連携し、子どもの教育に当たることの重要性についての認識を深めることを目的としています。
「育ちや学びをつなぐ幼保小の連携」として、神長美津子教授(國學院大學)の基調講演が行われました。
5歳児の後半から1年生にかけて「幼保小の接続期の教育を考える」ことの大切さ、教員・保育士間の研修交流など、就学前教育と小学校教育の円滑な接続を目指す「今よりも一歩前進」の取組の重要性について講演をいただきました。
後半のパネルディスカッションでは、4人のパネリストを迎え、「幼保小が連携して子どもの教育にあたることの大切さ」をテーマにそれぞれの立場から話をしていただきました。
(パネリスト)
静岡県立大学短期大学部 教授 永倉 みゆき 氏
文部科学省初等中等教育局幼児教育課 課長補佐 横田 愛 氏
福井県幼児教育支援センター 主任 斎藤 弘子 氏
静岡県国公立幼稚園長会 会長 川島 広己 氏
司会 静岡県教育委員会 教育監 水元 敏夫
特に、「幼保小接続の推進」として、すでに取り組んでいる福井県の事例などから、「子どもの学びに向かう力」の育成・文化の醸成、静岡県としての幼保小連携の在り方を考える必要があることなど、示唆に富む有意義なディスカッションが行われました。
総合教育センターは、子どもを取り巻く教育機関や福祉・保育機関と連携して就学前教育に、取り組んでいきます。