2019年5月の記事一覧
発達障害を対象とした通級指導教室担当の専門性の確保・指導力の向上
発達障害を対象とした通級指導教室担当の専門性の確保・指導力の向上は「喫緊の課題」です
全国の小・中学校では、通級による指導を受けている発達障害のある児童生徒数が増加しており、本県でも11年間で約16.5倍に増加しています。そこで、総合教育センターは平成29年度から2か年計画で「発達障害を対象とした通級指導教室担当者の指導力向上に役立つスタートブック」の研究に取り組み、その成果物となるスタートブックを発行しました。(今年3月末に各校へ配布しています。)
通級指導教室担当だけでなく、全ての教職員の参考になるスタートブックです。是非、お読みください。
※センターHPに掲載しています。⇒掲載ページ
〈参考:「通級による指導」とは〉
・通級による指導は、通常の学級に在籍しながら、一定の時間だけ障害に応じた特別の指導を特別な場(通級指導教室)で行う教育形態である。
・平成30年度、通級による指導が高等学校でも制度化され、静岡中央高等学校通信制の課程において、自立活動に相当する指導が始まっている。
【静岡県総合教育センター】
全ての校種で個に応じた支援が求められています
総合教育センターは、先日、「指導主事が知っておくべき新学習指導要領における特別支援教育のポイント」と題して、所員向けの研修会を開催しました。
障害のある子どもについては、自立と社会参加に必要な力を培うため、障害の状態に応じた適切な指導及び必要な支援を行う必要があります。特別支援教育は、発達障害のある子どもも含めて、障害により特別な支援を必要とする子どもが在籍する全ての学校において実施することが重要です。参加した所員は、講義や演習を通じて、理解を深めました。ここで所員が得た知見は、各研修や定期訪問、学校等支援研修等を通じて各学校へと発信していきます。
センターは、特別支援教育への理解を深めるための様々な研修や講義を用意しています。県内の教職員の皆様、センターの研修や支援等を積極的に活用し、各学校での特別支援教育の充実にお役立てください。