2015年9月の記事一覧
天野浩先生、若者に語る!
今年度の「あすなろ夢講座21」は、青色発光ダイオード(LED)の開発で2014年のノーベル物理学賞を受賞された名古屋大学大学院教授の天野浩先生をお招きし、8月13日にグランシップにて開催されました。会場のグランシップ中ホールには、夏休み期間中ということもあり、多数の高校生を含む1,070人余りが参加し、大盛況な講演会となりました。
「未来をつくる君たちへ」という演題で行われた70分間の講演では、研究生活における苦労話などで会場を和ませながら、LEDのもたらす利便性や未来社会のインフラ整備の重要性など今日の社会的課題を解決するためのビジョンが語られました。
会場では高校生らが熱心にメモをとる姿が見られ、70分間の講演後の質疑応答では「1,500回もの失敗を繰り返しながらもどのように研究のモチベーションを保たれたか」、「将来研究者になりたいが、今、何をしておくことが必要か」といった質問がなされました。天野先生は一つ一つの質問に丁寧にわかりやすく御回答くださり、その誠実な対応や先生のお人柄に会場全体が魅了されました。
「学問は人のため、社会のため」という天野先生の思いが参加者一人一人に届いたことでしょう。静岡県の未来を担う若者の心に一筋の光を灯していただく貴重な機会となりました。
総合教育センター 総務企画課生涯学習推進室
「レッツ連携!幼稚園・保育所等と小学校研修」を開催しました。
講義「幼保の遊びの充実と小学校へのつながり」
グループワーク
~レッツ連携!幼稚園・保育所等と小学校研修~
8月4日(火)に、静岡県総合教育センターで、幼稚園、保育所、こども園、小学校、特別支援学校の教職員を対象に「レッツ連携!幼稚園・保育所等と小学校研修」が行われました。
幼稚園・保育所等と小学校の連携の必要性について理解を深め、それぞれの学校・施設において、一歩進んだ連携の働きかけを考えることが研修の目的です。
講師の永倉みゆき氏(静岡県立大学短期大学部教授)から「幼保の遊びの充実と小学校へのつながり」と題して講義が行われました。
また、「幼保と小の連携についての磐田市の取組」と題して事例発表がありました。
研修員はそれぞれの立場で意見交換を行い、連携に対する課題がどのようにしたら解決するのか協議しました。入学説明会や年度の変わり目だけでなく、普段から幼保小等の教職員が交流していくことの重要性や、行政を含めての連携の必要性など、さまざまな意見が出ました。
今回の研修で学んだ「連携の意義」が、今後それぞれの現場で生かされていくことが期待されます。