2018年7月の記事一覧

「しずおかの未来とこれからの学校を考える研修」を実施しました

7月6日(金)、小中学校の生涯学習担当教員や地域連携担当教員を対象に、「しずおかの未来とこれからの学校を考える研修」を実施しました。「社会に開かれた教育課程」の実現に向け、地域と学校が連携・連動する意義や方法を学ぶことが、この研修の目的です。

                 講義の様子

研修では、御前崎市の街を挙げた取組「スクラム・スクール・プラン」や、静岡市立清水江尻小学校のコミュニティ・スクールの具体的な取組についての事例を学びました。0歳から18歳までの途切れのない教育により、子どもたちが一貫して学びに向かう姿勢を作り上げる様子。また、子どもたちが主体となって地域の清掃プロジェクトを立ち上げ、地域住民と共に活動していくことで、自分に自信をもてるようになった子どもたちの姿。様々な事例から、学校と地域の連携・連動が教育にもたらすものの大きさを感じました。

                 発表の様子

 「これからの社会の中で、教育力を向上させ、教育の質を高めるために、学校はどうするべきなのか」、そして、「社会に開かれた教育課程をどう実現するべきか」、研修員同士で話し合い、ともに考えるきっかけとなりました。

               グループワークの様子

 今回の研修が、これからの学校づくりに必要な新たな視点を獲得するための一助となれば、と願っています。
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静岡県と中国浙江省の教員が、「教育」を通じて交流しました!

 静岡県と浙江省は、1982年に友好関係を結んで以来、様々な分野において交流事業を行っています。

 今回、浙江省杭州市から主に小・中学校等に勤務する音楽科教員の視察研修団が、本県の教育方針や総合教育センターの取組について学ぶために来静しました。

 センターを見学する中で、研修団が最も興味を示したのが、図書室に所蔵されている音楽の教科書でした。特に、昭和9年のものを手に取り、夢中になって読んでいました。
 

              図書室見学の様子


 午後には、特別支援課と小中学校支援課の両課長による講義を行いました。

 研修の最後に、静岡県と浙江省の教員がディスカッションを行いました。両県省の教育の違いについて掘り下げる場面が多く見られました。中国では、音楽の表現領域の中に舞踏が入っているため、日本では、体育の授業の中でダンスを扱っていることに、浙江省の教員は大変驚いていました。また、中国では合唱指導、鑑賞指導、舞踏指導は全て専門の教員が授業を行っているとのことです。ここにも、日本の教育との大きな違いが見受けられました。

          指導主事とディスカッション

 その他にも、日本の児童生徒は自分の教室以外にも廊下やトイレを掃除すること、日本の教員は担当する授業・研究に加え、帰宅後は家事を行い1日中フル稼働していることなどに、浙江省の教員はとても驚いていました。

 また、浙江省の教員による演奏も披露されました。迫力ある踊りや演奏、合唱にセンター職員は魅了されました。

 今後も、このような交流が続き、両県省の教育水準が向上していくことを期待します。

             演奏後に記念撮影 


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