研修日誌
静岡県と中国浙江省の教員が、「教育」を通じて交流しました!
静岡県と浙江省は、1982年に友好関係を結んで以来、様々な分野において交流事業を行っています。
今回、浙江省杭州市から主に小・中学校等に勤務する音楽科教員の視察研修団が、本県の教育方針や総合教育センターの取組について学ぶために来静しました。
センターを見学する中で、研修団が最も興味を示したのが、図書室に所蔵されている音楽の教科書でした。特に、昭和9年のものを手に取り、夢中になって読んでいました。
図書室見学の様子
午後には、特別支援課と小中学校支援課の両課長による講義を行いました。
研修の最後に、静岡県と浙江省の教員がディスカッションを行いました。両県省の教育の違いについて掘り下げる場面が多く見られました。中国では、音楽の表現領域の中に舞踏が入っているため、日本では、体育の授業の中でダンスを扱っていることに、浙江省の教員は大変驚いていました。また、中国では合唱指導、鑑賞指導、舞踏指導は全て専門の教員が授業を行っているとのことです。ここにも、日本の教育との大きな違いが見受けられました。
指導主事とディスカッション
その他にも、日本の児童生徒は自分の教室以外にも廊下やトイレを掃除すること、日本の教員は担当する授業・研究に加え、帰宅後は家事を行い1日中フル稼働していることなどに、浙江省の教員はとても驚いていました。
また、浙江省の教員による演奏も披露されました。迫力ある踊りや演奏、合唱にセンター職員は魅了されました。
今後も、このような交流が続き、両県省の教育水準が向上していくことを期待します。
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