研修日誌
第2回「初任者研修(特別支援学校)」を開催しました。
身体表現活動 講義・演習「人権教育」
教育監講話
5月24日(火)から26日(木)まで、県総合教育センターで、第2回「初任者研修(特別支援学校)」が行われました。
研修の目的は、教育に対する理解や公務員としての自覚を高めるとともに、研修員が相互に学び合うことを通して、自己の特性や課題を自覚し、教育実践力の向上を図ることです。
研修では、「特別支援教育」「人権教育」「子ども理解と授業づくり」「社会人としてのソーシャルスキル」「教育の情報化」等の講義や演習が行われました。研修初日には劇団SPACが講師となり、体全体をつかって表現力や発想力を磨く「身体表現活動」を行いました。研修2日目には、先輩教員が講師となり、分散会「先輩教員と語ろう」を行いました。
今回の研修を通して、初任者同士で意見を出し合ったり、情報を交換したり、日々の教育活動に対する思いを話し合い、自らの実践を振り返るよい機会となりました。
初任者研修(特別支援学校)では、今回行われた全体研修のほか、地区別研修や障害別研修などの研修が行われます。1年間をかけて、研修員は相互に学び合い、教育実践力を培っていきます。
「アクティブラーニング」リーフレット説明会を開催しました。
総合教育センター研究資料(リーフレット)
「アクティブ・ラーニングとカリキュラムマネジメント」
リーフレットの活用について伝える
「アクティブ・ラーニングとカリキュラムマネジメント」で
県総合教育センターは3月22日(火)【会場:東部総合庁舎】、23日(水)【会場:静岡県総合教育センター】、研究報告資料(リーフレット「アクティブ・ラーニングとカリキュラムマネジメント」)の趣旨と活用に関する説明会を開催しました。
このリーフレットは、県総合教育センターの研究成果として、平成28年度に公立学校全教職員(政令市は除く)に配布するものです。
説明会には、静東・静西教育事務所、教育委員会事務局、県総合教育センターの指導主事など2日間で計135人が参加し、リーフレットの活用と授業改善に向けた説明を受けました。
現在話題になっている「アクティブ・ラーニング」が、各学校の授業実践として根付き、県内教員がリーフレットを十分に活用して次期学習指導要領に対応でした授業力を付けることができる資料提供となるよう、今後も県総合教育センターは、取り組んでいきます。【静岡県総合教育センター】
静岡県就学前教育講演会を開催しました。
講師の宮西達也氏 宮西氏とスタッフで行った読み聞かせの実演
「ニャーゴのやさしさ・ティラノのおもいやり」
心をこめて、読み聞かせたい!
2月6日(土)絵本作家の宮西達也さんを講師にお迎えし、平成27年度静岡県就学前教育講演会を、静岡県男女共同参画センターあざれあで開催しました。
「ニャーゴのやさしさ・ティラノのおもいやり」と題した今回の講演では、宮西さんによる読み聞かせを交えながら、御自身が作った絵本にかける思いや、絵やことばに込めたメッセージについてを語っていただきました。読み聞かせの実演も行われ、「まず、大人が読み聞かせを楽しむこと」の大切さを学びました。
当日は、就学前の子どもを持つ保護者や、就学前教育に関心のある方、幼稚園・保育所・認定こども園・小学校等の教職員が講演会に参加しました。宮西さんによる読み聞かせやお話に引き込まれ、「就学前にしておきたい子どもとの関わり」について考える機会となりました。
遠方から足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
「校務で使う表計算入門研修」を開催しました。
講義「表計算ソフトの学校での活用につい 表計算ソフトの操作方法についての実習
て」
1月15日(金)、静岡県総合教育センターで、教職員を対象に「校務で使う表計算入門研修」が行われました。
今回の研修の目的は表計算ソフトの基礎的な知識と技術を習得し、校務での活用意欲を高めることです。
研修では、表計算ソフトの基本的な操作方法から、校務で役立つ作表機能まで、「校務処理に役立つ」表計算ソフトの活用方法が紹介されました。成績処理に必要な機能や資料作成に役立つ機能などが実習を中心に紹介され、校務でこれらの機能を使っていこうという研修員の意欲も高まったと思います。
研修員が、それぞれの学校で表計算ソフトを活用し、学校全体でも業務の効率化が進んでいくことが期待されます。
「進学指導のための指導力向上研修」を開催しました。
進学指導のための指導力向上研修(数学)① 進学指導のための指導力向上研修(英語)①
進学指導のための指導力向上研修(国語)①
これからの社会で、求められる力とは?
昨年12月24日(木)に、静岡県総合教育センターで、公立高等学校の国語・数学・英語教員を対象に、「進学指導のための指導力向上研修(国語)(数学)(英語)①」が行われました。
今回の研修の目的は、大学入試の変化や静岡県の生徒の学力の現状を踏まえ、これからの社会で求められる力を意識した指導を考える機会とすることです。
それぞれの教科での付けたい力と、社会で求められる力を付けるために、どのような授業展開が考えられるか、意見を出し合いました。
また、生徒が主体的・協働的に学び合う「アクティブ・ラーニング」にも触れ、生徒たちの思考を変えていく視点についても考える機会となりました。
2月10日には、「進学指導のための指導力向上研修(国語)(数学)(英語)②」を三島商工会議所で開催する予定です。
オール静岡!学校と地域の連携推進講座」を開催しました。
写真:講師の山本昌邦氏
山本昌邦さん 人材育成術を語る!
12月12日(土)にNHKサッカー解説者でアテネ五輪代表監督の山本昌邦さんを講師にお迎えし、「オール静岡!学校と地域の連携推進講座」が、グランシップで開催されました。
この講座は未来の社会を担う人づくりに向けて、学校をとりまく方々が地域の子どもに対する教育的支援を行う意欲を高めることを目的としたものです。
「心をつかむ人材育成術」をテーマとした今回の講演では山本さんは、数々の日本代表選手の育成に携わった経験を基に選手や子ども達の育成について語られました。日本代表選手の少年時代などを例にあげ、「少年時代に特別な才能がなくても、あきらめず努力し続けることが大切であり、そういった選手や子ども達の心に火を付けることが指導者の役目」と力説されました。その一方で親しみをもって優しく接してくださる山本さんの姿から温かな人柄を感じることができました。参加した高校生たちには、山本さんから高い目標を持つことや、スポーツを通して成長する素晴しさが伝わったようです。また、スポーツ指導者や一般の方も県内各地から来場され、山本さんの熱い思いが伝わる話に夢中になり、改めて子どもに対する支援を考える機会となりました。
当日遠方から足を運んで下さった方々や講演に御協力下さった皆様方、本当にありがとうございました。
【静岡県総合教育センター】
「新規主査・事務主査研修Ⅱ期」を実施しました。
講義「リーダーに必要な心構え」 グループワーク「主査・事務主査の役割」
協議内容の発表
リーダーとしての決意、新たに!
~新規主査・事務主査研修Ⅱ期を実施しました~
県総合教育センターで、11月6日(金)に今年度主査・事務主査となった職員を対象に、「新規主査・事務主査研修Ⅱ期」を実施しました。
研修では、初の教育行政職員出身の教育長である、西伊豆町教育委員会教育長宮﨑文秀氏に「リーダーに必要な心構え」というテーマで講演をしていただきました。西伊豆町で実践されている政策企画のお話を交えながら、教育行政の在り方や、リーダーに必要な心構えなどについてお話いただきました。
グループワークでは、「主査・事務主査の役割」をテーマに、Ⅰ期研修で協議した若手リーダーとしての実践内容について意見交換を行いました。「学校経営に参画できているか」、「上司・同僚との連携、協働ができているか」など、日頃の業務を振り返り、改めて職場での役割について考える機会になりました。
「新規主査・事務主査研修」は、Ⅱ期で終了となります。研修員たちがこれから事務局・学校現場において、若手リーダーとして職場を引っ張っていくことが期待されます。
モンゴル国の教育使節団が来所しました。
県の教職員研修について説明
モンゴル国教育・文化・科学省事務次官より掛け軸をいただく
センター施設内を見学
モンゴル国教育使節団とセンター所長・次長
10月19日(月)、モンゴル国の教育使節団(教育・文化・科学省訪問団)が来静し、『静岡県の教職員の学びの場』を視察するため、静岡県総合教育センターを訪れました。
使節団はセンターの概要や事業、教職員研修の説明を受けるとともに、実際の研修や電子顕微鏡などの施設設備を見学しました。
モンゴル国でも「教育者の育成」が重要な課題となっており、センターが研究・研修を進めていった過程の成功例や課題などを聞きたいとともに、今後も交流を深めていきたいという御意見をいただきました。
モンゴル教育使節団は、19日(月)から22日(木)までの4日間静岡に滞在し、県内の高等学校等も視察する予定です。
今回の来静は、モンゴル国教育・文化・科学省との連携の第一歩となりました。今後も連携を深めていきたいと考えています。
「新規採用職員研修(Ⅲ期)」を開催しました。
講義「教育課程の基礎」
協議・GW「半年間の振り返り」
演習「接遇フォロー」
平成27年度新規採用職員
~新規採用職員研修Ⅲ期を実施しました~
県総合教育センターでは、10月7日(水)~9日(金)の3日間、新規採用職員(学校事務職員及び教育行政職員)を対象に、「新規採用職員研修Ⅲ期」を実施しました。
研修では、教育予算や教育課程、人権教育、生涯学習など教育公務員として必要な知識を学びました。また、採用2年目の先輩から1年を終えての経験談を聞くとともに、グループ協議で自分の業務を振り返りました。2日目、3日目の「接遇フォロー」では、グループで今までにあった接遇事例を出し合い、対応に困った例や対応を考慮した事例をロールプレイで表現し、共有しました。
「地域住民からこんな電話があったんだけど…」「うちの学校ではこうやっている」など、普段の業務に対する思いを同期で話し合い、振り返るよい機会となりました。
4月から始まった新規採用職員研修はⅢ期で修了となります。研修で培った知識や気概が、学校現場の様々な場面で生かされていくことを期待します。
【静岡県総合教育センター】
「明日から使える学校カウンセリングの技法研修」を開催しました。
講義「学校カウンセリング」について
相談のデモンストレーションを観察
ロールプレイを行い事例検討
~明日から使える学校カウンセリングの技法~
10月1日(木)に、静岡県総合教育センターで、幼稚園、小中学校、高等学校、特別支援学校の教員を対象に「明日から使える学校カウンセリングの技法」の研修が行われました。
学校カウンセリングの技法や特徴を学ぶことによって、子どもや保護者と教育相談を行う上での資質の向上を図ることが研修の目的です。
研修では、演習を交えながら、開発的・予防的カウンセリングや問題解決的カウンセリングの実際について学びました。
研修員は、教育相談のデモンストレーションやロールプレイを観察しながら、児童生徒の内面に起こっている感情の動きや、問題が解決に向いたポイントなどを分析し、意見交換しました。
児童生徒の「すでにできていること」「今できている頑張り」を認めることで、信頼関係を築き、応援していこうという意識が研修員の中に生まれました。研修で学んだ知識や技法が、「明日から」学校現場で生かされていくことが期待されます。